Webを使って売れる仕組みを作る専門家の七虹子(ななこ)です。
もしかしたら、この記事を見てくださっているあなたは、
コンセプトの必要性・重要性を知った後に、
しっかりとしたコンセプトを作れるようになる方法を
探し求めて、このサイトに辿り着いたのかもしれませんね。
(もしコンセプトへの理解があやふやな場合は、
こちらの記事に目を通すと、さらに作りやすくなるはずです^^↓↓)
パッと見て「3秒で興味を引く」コンセプトの重要性
コンセプト設計の段階で転けてしまうと、その後の全てに影響が出ます。
と言うのも、Webが発達した今、
コンテンツや情報・商品などが溢れかえっていますよね。
あなたにも、
同じようなものが多すぎて、どれを買えば良いのかわからない。
情報量が多すぎて、どこに自分の求めている答えがあるのかわからない。
なんて経験があるのではないでしょうか?
日々数多くの情報を目にしているあなたが、
山のようにある選択肢の中から何か一つを選ぶとき、
どれだけの時間を使って判断しているかを考えてみてください。
例えば、Webで広告を見つけた時。
そこに隠されている意図を考えてから、クリックして内容を見に行くピヨ!
…なんて人は、まずいないはずです。
(いるとしたら、よほどの物好きか、広告のお仕事をしている方くらいでしょう。)
実際は、あなたを含むほとんどの人が、
最初の3秒で興味の有無を判断していると思ってください。
そもそも人は、面倒くさがりな生き物なので、
販売している側が何を伝えたいのか・どんな意図があるのか
などをわざわざ読み取ろうとはしません。
パッと見てわからないものは、容赦無くスルーします。
(何となく、あなた自身にも心当たりがありませんか。。。?)
だからこそ、3秒で相手の興味を惹きつけられるコンセプトが必要なのです。
そこで今回は、魅力的なコンセプトとは具体的にどうやって作るのかをお伝えします!
読み終わる頃にはきっと、多くの情報や商品の中から
あなたの商品を選んでもらえるようなコンセプトが作れるようになっているはずです。
人を惹きつけるコンセプトが持つ、たった5つの要素
大きく分けると、しっかりと効果の出るコンセプトには
下記の5つの要素が必ず入っています。
- ターゲットの現状と抱えている悩み
- そのターゲットが望む未来(悩みの解決方法)
- 特徴
- 具体的な手法
- 魅力的なワンフレーズ
1:ターゲットの現状と抱えている悩み
どうやって作れば良いかわからないピヨ。。
もし、あなたもこのような悩みを抱えているとしたら、
それは、コンセプトを作るための素材を用意できていないからです。
当たり前ですが、コンセプトを決めるとき、
何もない状態で勝手にアイディアが降ってくることはありません。
なので、あなたが1番初めにしなくてはいけないことは、
- あなたの商品を買ってくれるターゲット(見込み客)は「誰」なのか
- その人が抱えている「悩み」は何なのか
という情報をまとめることです。
実際にあなたの見込み客となってくれる方がどんな人で、
その人が抱えている悩みは何かを言語化していきましょう。
この時のポイントとしては、
今までに商品を買ってもらった人や友人など、近しい人を見込み客にしないことと、
ターゲットを絞り込みすぎないことです。
まず、今まであなたが担当していたお客様を設定してしまうと、
さらに高い価値の商品を売りたいと思っても、なかなか難しいのが現実。
そして、せっかく多くの方へ気づきを与えられる機会なのに、
ターゲットを絞り込みすぎると興味を持ってもらえなくなってしまいます。
なのでこの段階では、まだあなたの商品を買っていない、
あなたが見込み客にしたい人を設定して下さいね。
一つ具体例を出して考えてみましょう。
例えば、あなたの見込み客がセラピストの方(月収30万円程度)で、
その方が、
「セラピストの資格を取り、技術はあるのに実際にコンテンツを売る力がなく、
流行りのInstagramもやってみたけど、思うように集客できないし、
売上が上がる未来が見えない」
というお悩みを抱えているとします。
もう少し細かくまとめてみると、
このセラピストの方が抱えるお悩みは下記のようになります。
- 自分の資格を活かした仕事ができていない
- Webでコンテンツを売る方法を知らない
- コンテンツの作り方が曖昧
- 今後色々お金が必要なのに、収入が上がる未来が見えない
- 良いと言われるものは試してみたけど、結果が出ない
- Instagramを含めSNSがうまく使えない
- リアルでしかやったことがないけど、Webに切り替えていきたい
2:そのターゲットが望む未来(悩みの解決方法)
見込み客のお悩みを明確にしたら、次はターゲットが望む未来を考えましょう。
簡単に言うと、あなたの商品やサービスを使った見込み客が、
どんな未来を得られようになるかをしっかりと明確にするのです。
ここで意識してほしいのは、未来の解像度を上げるということ。
そのターゲットは、何を手放して、何を得たいのか?
そして、最終的にどんな状態になりたいのか?を明確にしましょう。
例えば、「幸せになれます」とだけ言われても、
何をどうしたら幸せになれるのか。そもそも、どうなれば幸せなのか。
ということがわかりませんよね。
例えば、夜眠れないことに悩んでいる人がいたとします。
この人にとっての幸せは、
「不眠症が治って、何も気にせずにぐっすりと眠ること」かもしれないし、
「残業ばかりの職場を辞め、規則正しい生活(早寝早起き)を送ること」かもしれません。
もし後述の幸せを求めている人が見込み客なのだとしたら、
得られる未来(あなたが提示するべき未来)は、
「幸せになれる」ではなく、
「残業ばかりの職場から独立して、毎日7時間寝られるようになる」
とした方が、解像度が高く、共感も得られるということがわかりますよね。
このように、見込み客が望む未来を考えるときは、
その人が何を得られるのか・どうなれるのかを、極限まで具体的にしましょう。
また、解像度を上げる際のポイントとしては、下記の3つを抑えておくと良いですよ!
1:機能面での変化を挙げる
2:精神面での変化を挙げる
3:数字で表せる場合は具体的に書く
機能面での変化というのは、
あなたの商品やサービスが持つ具体的な機能や性能、ベネフィットになります。
そして、精神面での変化というのは、あなたの商品やサービスを使うことで
ターゲットが得られる喜び、安心感、満足感などのことです。
「Webマーケティングのスキルを身につけるプログラム」という商品なら、
<機能面での変化>+@数字
- ブログを読んでくれる人の数が2倍になる
- 以前と同じ1000円でも、広告を見た人の数が200人から400人(2倍)に増える
- 幅広いターゲットにアプローチでき、
Instagramのフォロワーが500人から1000人(2倍)に増える
<精神面での変化>
- 自分にできることが増え、自信がつき「もっといろいろなことに挑戦してみよう」と思える
- Webマーケティングのスキルを習得することで、自信を持って商品を販売できる
- 売上が伸び、安定した収入が得られ、子供の学費への不安などがなくなる
というような変化を挙げられますね。
そう思うのもわかります!
ですが、最初にも言ったように、ここで考えるべきは
あなたのターゲットが得たい未来です。
悩みを解決した後に、その方が得られるであろう未来を考えれば、
商品の有無はあまり関係ないはず。
さらに、これらはのちのち商品を作る上では欠かせない「価値」になるので、
考えておいて損はありません!
3:特徴
次は、あなたが提示できる他との違いや、強みとなるポイントを言葉にしましょう。
これは、差別化ポイントとも言えますし、
他と同じポイントでも、ターゲットに刺さる訴求なら、それが強みになりますね。
例えば、
- ITの経験がなくてもできる
- 顔出し不要
- OOに認められた
- 世界で唯一のオリジナル手法
などなど、ターゲットが見た時に「お!いいね!」と思ってもらえるような、
魅力的な特徴を考えましょう。
4:具体的な手法
続いては、ターゲットがどんな行動を起こせば「得たい未来」が得られるのか?
についてを考えていきましょう。
これは、あなたがそのターゲットに提供できることを言語化したものとも言えます。
いくら悩みに共感し、魅力的な未来を提示していたとしても、
具体的な手段が曖昧では、
ターゲット自身が「未来を実現した自分のイメージ」を描けませんよね。
引き続き具体例で見ていきましょう。
- その場しのぎではなく、本当に使えるSNS運用法
- 最新のSEO対策
- あなたの濃いファンを獲得できる
- Web上で商品を売る際の導線を完全攻略
5:魅力的なワンフレーズ
最後に、今までの4つの要素をまとめた魅力的なワンフレーズを考えましょう。
冒頭でも述べましたが、良い悪い・興味の有無を、
最初の3秒で判断されてしまうシビアな世界ですので、
あなたのコンセプトを一言でまとめることが大切になります。
これまでの例で考えると、
「Webマーケティングで、無理なくあなたのビジネスを2倍に拡大する方法」
とかでしょうか。。?
キャッチーな表現が思い浮かばない時におすすめしたいのが、
雑誌や書籍の表紙や目次、電車やWebにある広告を見てみること。
それらで使われているフレーズは、いわば言葉のプロたちが練りに練って作り上げたもの。
参考にならないわけがありませんね。
最近はオンラインで雑誌や書籍も見れるようになっていますし、
Googleで雑誌のタイトルを検索したときに出てくる画像を見るだけでも、
かなりインスピレーションが湧くはずです。
オンラインで雑誌を見たい方におすすめのページはこちら
ちなみに、無料です^_−☆
作ったコンセプトに、これで良いのか悩んだら・・・

これで良いのかわからないピヨ。。
あなたも、そんな悩みが出てくるかもしれませんね。
そうなった時には、下記の3つの項目を見直して下さい。
- パッと見た時にすぐに理解できるか?
- 見込み客が見た時に、共感を得られるか?
- 声に出した時に違和感がないか?
1:パッと見た時にすぐに理解できるか?
冒頭でも言いましたが、見込み客には、
コンセプトに隠れた深い意図を読み取ろう!という気持ちは、さらさらありません。
なので、シンプルであれば、シンプルであるほど良いのです。
(もちろん、言葉が少なすぎて何も伝わらないのはNGですが。)
もしあなた自身がどこか引っかかったり、スルスル頭に入ってこないのであれば、
それは見込み客も同じです。
パッと見てスッと理解できるかどうかを、常に意識しておいて下さい。
(⚠️同じ言葉の重複も無くしましょう!!)
2:見込み客が見た時に、共感を得られるか?
考えて考えてやっとできたコンセプトも、
ずっと見ていると判断に偏りが出てしまうもの。
なので迷ったら、一晩時間をおいて、まっさらな状態でコンセプトを見てみましょう。
その時は、あなたの視点で見るのではなく、
あなたが設定した見込み客になりきって見るのがおすすめです。
この悩みを抱えていたらきっとこんな気持ちで、、
これが辛くて、、
こんなことを望んでいて、、
など、あなた自身ではわからなかった細かい感情や想いに気づけるはずです。
見込み客がコンセプトを見た時に、
「そう!これを求めていたの!」と思ってもらえたら、大成功です。
3:声に出した時に違和感がないか?
作り上げた後に、一度声に出して音読してみましょう。
語呂が悪く、リズム良く読めなかったり、言い回しが微妙だったりはしませんか?
そんなこと?と思うかもしれませんが、
リズム感や語呂の良さは意外と侮れません。笑
ファミリーマートのコンセプトなんかは、とても良い例です。
「あなたと、コンビに、ファミリーマート」
絶対に1度は聞いたことがあるし、忘れないはず。
なんとなく頭に残りやすかったり、スッと入ってくる。
そんなコンセプトを目指しましょう!
人を惹きつけるコンセプトの5つの要素
- ターゲットの現状と抱えている悩み
- そのターゲットが望む未来(悩みの解決方法)
- 特徴
- 具体的な手法
- 魅力的なワンフレーズ
出来上がったコンセプトを見直す時の3つのポイント
- パッと見た時にすぐに理解できるか?
- 見込み客が見た時に、共感を得られるか?
- 声に出した時に違和感がないか?
ここまで読んでくださったあなたは、
今までの10倍は、人を惹きつけられるコンセプトづくりが
できるようになっているはずです^^!
ぜひ、あなただけのコンセプトを作ってみて下さいね。